Track bycero
クリーム色の波間に たったひとり 風が鳴る 銃声と耳鳴り 心臓は 凍りつく 星に届くほどの大波を 虚ろにさすらう彼のサーフボード 忘れ去られているアポリア そこら中漂うハマユウ 運命は僕らに気づかない 風が鳴る 星雲をかき混ぜる暗い指先 舞い降りる 月を孕んだままの地球には 別の姿かたちの僕らが 忘れるはずもないメモリア そこら中屍のビーチ