君は花火、眩しくて

歌詞

太陽 沈んでも蒸し暑い夏 吸い込んだ風さえ 湿気っちゃって嫌になるなあ でも 汗を拭っては はしゃいでる君 苦手なはずの季節も今年は特別 そんな気がした 人混みを避け 向かった公園 ベンチ並んで 見上げた夜空 静寂を切って 花火が始まる 言えないままの言葉が今 駆け出し光る また一瞬 ふたりを照らして また一瞬 咲いて散る花びら 「綺麗だね」って動く唇 眩しくて 恋しくて この一瞬 続いてほしくて この一瞬 願いをかけるけど 色とりどり 咲いてく夢が 光りながら消える 夏の空へ 大盛り焼きそばと 溶けかけアイス ふたり 分け合って こっそりと秘密も味わって 触れた指先に込めた気持ちが 同じならって祈るけど 君はただ夜空を見上げてる 夢にまでみた 花火もフィナーレ 次の約束 切り出せなくて 最後の花火 上がってしまえば いっしょに居られる理由さえ 消えちゃうのかな また一瞬 ふたりを照らして また一瞬 咲いて散る花びら 「好きだよ」って言えない唇 苦しくて 恋しくて この一瞬 君の笑う声を この一瞬 滲んでく光を 火照った空気 今日のにおいを この夏の景色を 忘れないでしょう 駅に急ぐ 人の波が 惜しむように 今日を連れ去る もしも季節が変わっても また一瞬 ふたりを照らして また一瞬 咲き誇る恋花 目を閉じても 煌めくばかり 切なくて 恋しくて この一瞬 踏み出せないのは この一瞬 大切すぎるから 今はまだ言えない言葉が 色付いて光るよ 夏の空で 大好きだよ