ついにはいらなくなった 涙も夜も嘘も あんなに退屈なはずなのに 綺麗に見えた かけ忘れた玄関の鍵みたいな 恥ずかしさも 散らかった部屋みたいな愛も その全部大切みたいに 抱えていた生活を 捨てられないでいた こんなあたしを愛せない 貴方ならいらない なんて言えないままなら 良かった二人だ 今でもたまには 思い出してたりするかな いつかは捨てていいから そのために覚えてて とっくに古くなっていた恋心も 捨てなければ ゴミにはならないから だからまだ仕舞ったままで かけ忘れた いやかけなかっただけの電話も 知らなかった振りをしたことも その全部縛り付けてでも 上手くまとめていれば 捨てられていたかな こんなあたしを愛さない 貴方がいけない 何も言えないままなら 良かった二人は 今更あれこれやり直したって 壊れる 過去に無理やり詰め込む 幸せなままで 愛なんて恋なんてゴミのよう 所詮燃える燃えないで 分別するものだ でも使い捨てられなくて リサイクルした 言葉や心で二人は出来ていた こんなあたしを愛せない 貴方ならいらない なんて言わない誰かと仲良くいてね 今でもたまには 思い出しながら過ごすよ こんなあたしに愛されないでくれて ありがとうね