ドアを開ければ その先にまたドアが待っていて 入ってきたドアを閉めると すぐ誰かがノックする 長い廊下の床には 油絵になった俺の昨日が サルバドール・ダリみたく 歪んで描かれてた 鍵穴から溢れる微かな光 覗こうとする瞬間手に汗握る 悪戯な砂時計がくり返す 悪戯な砂時計が笑い転げてる 窓が一つもないことに 気付かされた壁には ねじ伏せてきた俺の嘘が 殴り書きされている ぶち破れば未来なのか 引き下がれば過去なのか 背後の鍵穴から誰かが俺を覗いてる 耐えられない耳鳴りに声を失い 次のドアを激しく俺は叩いた 悪戯な砂時計が狂わせる 悪戯な砂時計に埋もれてく I can't see a liar それを暴こうともせずに 俺は何故 追われるように逃げ続けてるのか 〈♪〉 I can't see a liar.... 悪戯な砂時計が狂わせる 悪戯な砂時計に埋もれてく I can't see a liar 耳をすます壁の向こう 狂ったようにドアを叩いてる お前は誰? お前も誰? お前らは誰なんだ? I can't see a liar....