臆病そうに 笑う顔しかできない わたしのことを嫌ってくれよ 優しくあった あのひとには かわれないから 「生きることは恥ずかしい?」 簡単な設問にも誤り 痙攣してる瞼の左 焼きつき消せない 火傷と記憶 ひきつれのように ぎこちない 笑みは諦めのかたち 借りた言葉をつなぎ 辛うじて保つ プライドとこのパーソナリティ なれないアラジン 青い魔人には願わないジャスミン リッチな暮らしは 彼岸のファンタジー だけど 強がり 叫ぶのもむなしい 他人の弱さを くさし 鞭で打つことは易しい 自分の弱さを 認め 贖うことは難しい 臆病そうに 笑う顔しかできない わたしのことを嫌ってくれよ 優しくあった あのひとには かわれないから 気づいているくせに 許すような声で 「そのままでいてよ」 とか言わないで あまい 理解なら望んでないぜ わかり得ないことが多いのにね どうして 言葉はこぼれていくばかりで なにを誤魔化したいのだろうか 隠していた 欲望は「だれかに触れたい」 とばかり ねだる ちいさな子どもだった 正直に口に出せたなら 心を比喩でなく表せたなら なさけない姿を 見せずすんだかもしれないけど もう すべて遅かった 落とす涙 はポーズなのか 狂った clock さ 小さな歯車 外れたまま 直らないのさ 気持ちは いつからか言うことをきかない 悪い冗談みたいな日々に 削られて 意志は 掠れそうになる けれど 書いた手紙が 届くならば…… 暴力を前に 黙ることしかできない わたしの顔を見ないでくれよ 正しくあった あのひとには かわれないのか 気づいているくせに 許すような声で 「そのままでいてよ」 とか言わないで あまい 理解なら望んでないぜ わかり得ないことが多いのにね どうして 言葉はこぼれていくばかりで