何人の痛みなど 屑とも思わず踏み躙り 誰かの上に立ちたいと 粋がってみたはいいものの 完膚なきまで叩きのめされ 気がつきゃ無様の代名詞 「こんな人生も悪くはねぇな」 と無駄に強がり涙ぐむ 嗚呼彼方に輝く 流星よ ここから何かが始まる そうだろ?ほら 目の前に広がる 夜空の幕が上がる 倒れるのなら前のめり 口だけならば簡単さ 夢焦がれた幾千の夜 我が物顔で飛び出した 見よう見真似で大人になり 見よう見真似で生きている 「こんなはずじゃねぇ」 とまた呟いて 人込みを掻き分ける 嗚呼そうだよ 踊ろう 友よお前が描いたその絵が 今何より 偉大な誓いさ そうだろ?まだいけるぜ? また転んだ 擦りむいた 守られた傷は数え切れず 期待も大いに裏切った それでも一度も離さずに いつでも変わらず微笑んで いつでも変わらず包まれて 愛も憎しみも教えてくれた しわの数だけ全て 嗚呼踊ろう 親愛なる母よ 貴方の背中いつしか小さくなった 仰げば尊しその手を拝借して さあ踊れ 魂が揺れるまで さあ踊れ さあ踊れ 生命が響くまで さあ踊れ
