溶け出してる アスファルトを眺めて バスはとっくに行ってしまったのに 何をずっと待ってるんだろう… 防波堤の側の陽だまりに 立つ傷だらけの天使よ 羽や放課後の夢はまだ遠いけれど… みててね… 無色の季節を数えて 散っていく花びらに別れを 記憶に色を与えたら ひとつずつ燃やしてしまうから 溶け出して 混ざり合って 溶け出して 混ざり合って 朝が来て、息をして、 砂丘に刺さる流星のような 涙が落ちました 剥き出しのおれたちの魂は 分かり合えないことを知っていて それでも美しくあろうとして 吹雪の夜を照らす サーチライトのように 燃えている
