夕暮れに染められてゆく公園 カラスの鳴き声 冷えてゆく指先 バイバイを交わし合う 無邪気な声たちに 取り残された 僕らの沈黙 いつも 君の隣にいたけど 一緒にいるほど わからなくなる 隠された本音まで たった数ミリが遠い ねぇ、君はさ どう思ってるの 青く沈む僕の心を 真っ赤な空が駆り立てる 狭間でさまよう心 さらけ出せたなら あぁ 言えなかった 魔法の言葉 奥深く埋もれた たったひとつの想い 今 僕らを包むこの沈黙が 君を 繋ぎ留めてくれてる気がして もしも君に 突き放されたら この心は もう立ち直れないだろう ひとりでも平気な 自分だったはずなのに 君が僕を 変えてしまったんだ 君のおかげで 僕は変われたんだ ずっと自分を仕舞い込んで 自分さえ愛せなくて こんな僕の手を握る 君が眩しく見えた あぁ 立ちすくんだ 僕の心 想いを伝えるのが こんなに怖いなんて この沈黙に 身を委ね続けたら…… 僕も きっと君も 本当はわかってた 君もきっと 出逢いと別れ 重ねてきたんでしょう なぜ それでも手を差し 延べられるの 本当は僕の心の中を 言葉になんか出来ないけど 悔やむくらいならば 今 沈黙にさよならを あぁ 役目を終えた 真っ赤な夕陽が 今 地平線へとその姿を消してゆく あらわになった 僕の心の本音が そっと 口を動かした あぁ 君に届け 魔法の言葉 包み込む闇が 君の表情を隠すけど 確かに君は 強く頷いてくれた 思わず 笑みを零したら 君も つられるように 優しく 笑ってくれたんだ