あの頃の下北は見る影もなくなった あの店も GARAGE もなくなった 更地になったあの路地は 前は何が建ってたっけ 失くしたのは街か自分自身か 振り返る暇もないほど 無駄に時間だけが過ぎていく 取り返しのつかないほど 沢山のものを失いながら 誰かの夢が叶う夜に 誰かの夢が死んでいく そんな景色をずっと何千回超えて それでもまだ夢を見てた 何もなかったくせに 野望だけはデカかった 世界を変えてやろうと本気で 思ってた 振り返れば途方もない 長い道を歩いてきたんだな エゴだなんだうるせえや その通りだそれだけだ 誰かの声が響く夜に 誰かの声が消えていく そんな景色をずっと睨みながら それでもまだ叫んでいる 誰かの夢が叶う夜に 誰かの夢が死んでいく そんな景色をずっと何千回超えて それでもまだ這いつくばっている 君の心が独りぼっちで 涙も流せない夜に ただ君の傍に居られたなら ただそれだけでずっと 叫んでいる この街で 今も