恋の呪い べたつくような甘い映画の予告 そっぽ向いて 気を引けたならいいのに こないだお気に入りの絵本を 下敷きにして書いたわ おまじないよ 消えないで 盗み見た彼は ゲームでとったキャンディは 傘で隠れた ためらいがちな私知っていたの 同じ飴が好きなの偶然だねと 私らしく話しかけられたら 他の誰とも比べずに想えるんだけど 恋はズルい 弾けるような夢見ては雨模様 乗り込んだバスには 座っていたの彼が さりげなく 近づいて きっと寝不足だから 着いたら起こそうかとか つられて眠るなよとか ふざけて会話出来たの 中途半端に溶けた私の心 身動きが出来なくなる前に砕いて 寄りかかる肩こんな苦しいんだね 赤い糸が 今なら見える気がするわ あじさいの道 雨はあがる 飲みかけのコーラ なんとなくでくれたんだけど 勘違いしてしまった 頬の色は アメリカンチェリー 目が合えば 気になるはねた髪も あの子だったらなんて 考えなくてよくなるの 同じ飴が好きなの 彼が持ってた 赤く溶けてべたつく キャンディ見て言えた 長い呪いよ まだ友達のまま