あいつは相当悪いやつだとわかった 「一目惚れだったの?」 たまたま電車で一緒になるまでは だいぶ毛嫌いしてたのよ 「クラスの中心にいるような タイプね」 人当たりいいけど この先あいつに会う子に忠告よ お願い!夢中にならないで! 「好きじゃないんじゃない?」 やきもちみたいなものです 「好きじゃないんじゃない?」 距離を置く程気になるのよ 「好きじゃないんじゃない?」 って鏡の私が聞くの なんで あいつのだんだん悪いとこが 似てきた 「例えばどんなとこ?」 なんでもだらしなく許すとこなんて だいぶ抵抗してたのに 「似るべくして 似てきた2人に見えるわ」 タイムマシーンとかで 昔の私に会えたら伝えるわ 絶対警戒はほどくなよ 「好きじゃないんじゃない?」 これは別れる準備よ 「好きじゃないんじゃない?」 楽な方へと逃げちゃう様な 「好きじゃないんじゃない?」 あいつが好きな私が嫌なの 「好きじゃないんじゃない?」 しばらくひきづったのよ 「好きじゃないんじゃない?」 月日が過去を散らかしてくの 「好きじゃないんじゃない?」 あいつのそばにいたのは 「好きなんじゃない」 鏡にうつった私だけだったの 「お似合いだったのに 寂しくなるね」 慰めに傷つく柄じゃないわ 「このまま2人は二度と 会わなくなるね」