そっと置いたグラスに 残る指の温もり 何も言わず見つめるだけ それでよかったの? 触れた唇のあと ほどけるため息さえ 迷いながら探してた 本当の気持ちを 夜が明けるまで そばにいて 嘘でもいい 優しくして 忘れたいのに 忘れられない あなたの声も その手のひらも 窓に揺れるシルエット 静かに溶けてゆく 二人だけの時間さえ もうすぐ消えてしまう 同じ夢を見たくて 引き寄せたあの日々が 解くようにちぎれてく さよならはまだいらない 夜が明けるまで 抱きしめて 愛じゃなくても 構わない 失くせないの この想い 次の朝が来ないように
