久々に帰る 懐かしい部屋の中で 時計は時間を無くしてた そっときしむ窓を開ければ 優しい風が吹き抜ける 本棚に書いた落書きで 忘れたハズの思い出 君の面影が浮かんでは消えていく 時の流れに流されながら 溜息と作り笑いで 痛みさえも誤魔化して過ごしてる 僕らは何かを無くしながら それでも歩いていくしかない さよなら戻らない温もりよ ありがとう ありがとう ありがとう 届かない 想いが こぼれる 南北に続く高速の明かり 高架下にあった秘密基地 大好きなおもちゃを持ち寄って 日が暮れるまで遊んでたっけ 今じゃそこには道が通って ビルやコンビニが建ち並んだせいで あの場所はもうなくなってる いろんなものをこの手にしたけど それが当たり前に変わって 震えるような喜びを手放してく 僕らは何かを無くしながら それでも歩いていくしかない さよなら戻らない温もりよ ありがとう ありがとう ありがとう 明日が来るから手を振ろう どうして失うものばかりが 眩しく思えてしまうんだろう どうにもならないこと 頭じゃ分かっているのに 僕らは何かを無くしながら それでも歩いていくしかない さよならの数だけ強くなろう ありがとう ありがとう ありがとう 笑ってどこかでまた会おう