ああ 突然のことだった ただ ぽつねんと立っていた そうだ 君はあれから寒い冬を越えたんだ 二人きりと思って 屈託ない笑顔見せた 二人で帰ろうって 目尻のしわで言った そこからは何もかも忘れて 失くした 失くした 儚く静かに降り積もる 新雪と追憶 失くさない 溶かさない やっと募った想いが 心から飛び出した ふわりと浮かぶ軽雪が 長い夜を越えてった 二人きりになって ようやく素直に言えた 二人で忘れないように 花かむりを結った それからは何度となく溢れて ハグした ハグした 初めて優しく触れた手を 忘れない ほどかない 夢で逢えたらいいなんて 思ってないよ 夢で逢ったら崩れて 悲しくなるからね 悲しくなるからね