夢みがちなストップモーション 煌く光が視界を翻弄 朧げな時間 ここで誓うのにまた間違う じっとして手が悴む 噛み続けた味なしのガム 誤魔化す私 虎の威を借る 井の中の蛙 見上げてみる星の数 じっとその場に立つ イメージできてた将来像 抜け出せない籠で生きる毎秒 残り2行の400文字作文用紙 思い出せない袋小路 楽な方、楽な方 ラフなフロー 誤魔化す臆病者 私だけじゃない誰かも それじゃ結末は皆同じだろう ただ未来を願っただけ ひたすら目を凝らし眺めた また世界を嘆いただけ 知らぬ間に頭上を駆け抜けた シューティングスター 独りきりの様な渋谷PARCO前 音のしない会話から逃れ ショーウィンドウの前立ち止まる 脇役 先週の週末リピートして来週も 録画再生 見上げたいて座、 瞬きの間にふたご座 もう来年だそうだ アイネクライネ 脳内はアニメ エリートで主役で 妄想にまみれ 気づいた境目 現実に吐き気 私が私褒めてあげる なんか笑える ただ未来を願っただけ いつしか願うことも忘れた この世界に馴染んだだけ なんだってなれるような 気がしてた だったような 17時、放課後帰り道で 夕やけ空、一番星見つけ 赤い空に浮かぶ一人 その姿はなんて美しい 教科書の隅の未来図 冠にマントだった気がする 確か眺めた夕日みたいな赤と 明星によく似た金色 今はどう 姿勢の悪い背中、 黒ばかりのクローゼット 憧れた光は夜に覆われていつも通り ベッド ビールの缶から落ちた灰 電気も未払い しがない親と同じ道をいく 未だに日当たり悪い部屋 照らされない下書き ただ未来を願っただけ ひたすら目を凝らし眺めた また世界を嘆いただけ 知らぬ間に頭上を駆け抜けた シューティングスター ただ未来を願う ただ未来へ向かう 未来へ歌う 流れた星は祈る前に 届いたとしてもいいの? そのタイミング