ピーチクピーチク とっても美しい粉屋のひとり娘 身なりの大変素晴らしい紳士から 求婚されました お父様ったらホントに単純 なんで分からないの? 見立てがいいだけあいつの 目の中とっても怖いのよ だけども勝手に婚約しちゃって 私はどうなるの? あさって男のお家に呼ばれた 絶対いきたくない 森の中にあるって?ほんとに? 聞いたことがないわ? 目印お豆を落として進もう! 直ぐに帰ってやる ピーチクピーチク とっても美しいお嬢さん こんなとこに来ちゃいけないよ あの男は恐ろしいやつだ 直ぐに逃げなさい なんなのこの 家誰もいやしないとっても生臭い 玄関鳥籠小鳥が鳴いてるとっても 喚いてる なんだかとっても嫌な予感する 直ぐに帰りたいわ あらあら外から 女性の悲鳴がこっちへ向かってる 何処かに隠れなきゃ! あいつ帰ってきた! 女を抱えてる!体を縛ってる 大きな樽がある! 裏に隠れなくちゃ! やっぱりあの男だった! 人攫いだったのね ピーチクピーチク とっても美しいお嬢さん 人攫いなんて 生優しいものじゃないんだ あいつの正体 人喰いさ ちょっと待ってよ何をするつもり? 女を机の上に寝かせて衣服を剥ぎ 取り油を塗り込み塩をパラパラと 大きなナイフで 頭をざっくり 手首をざっくりお腹をざっくり 両足ざっくり 次から次へと細切れ皿乗せ、 おいしいおいしいむしゃむしゃく ちゃくちゃ こんなことが起きていいの?人喰い? けれども油と塩と血の海、 まざってとっても魅惑な匂い それにあの男満足気な顔、 私も一口食べてみたいわ そこの紳士さん、 ちょっといいかしら あら脅かせちゃってごめんなさい。 貴方の晩餐ご一緒したいわ。 だって私は貴方の婚約者 お嫁にご馳走ふるってください ピーチクピーチク とっても美しいお嬢さん 人喰いの嫁になってしまった 森から帰らぬ娘を探しに村人何度も 森に向かうが帰った者はない
