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鉄の処女と夢見がちなお姫さま

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  • 2022.06.27
  • 3:31
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歌詞

時は16世紀 舞台はルーマニアのニートテ地方 小高い丘にそびえる居城 惨劇の舞台 チェイテのお城のお姫さま 後世に伝わる記録で殺した娘は 600から700人 人類史上最大の殺戮女王 エリザがこの城嫁いだ御年15 無垢な箱入りお姫さま エリザの血統バートリ家は トランシルヴァニアの名門貴族 一族に小児狂、色情狂、悪魔狂、 異常な親類その血を辿ると 「あの男」がいる エリザは夢見てた ドレスに宝石、舞踏会で踊る日々 エリザは泣いていた 憧れた王宮暮らしとほど遠い日々 エリザは恐れてた 義母のしつけと義母派の侍女の冷笑 そんな彼女の唯一の楽しみ 本から得る知 ビザンツ伝来 「黒魔術」 各地戦で帰らぬ夫に代わりお城を 牛耳る独裁者(義母) 苛烈極めたしつけとお城に閉じ 込められた エリザの心は壊れてく 時は流れ憎い義母は 死にエリザの復讐劇は始まる 折檻を超えた鞭の雨あられ 義母派の侍女の 粛正始めたその時起こった エリザに血が付いた 激しい折檻の末にそれは起こった エリザは震えてた かつて無い興奮、恍惚、 オルガズムの域 エリザは剣を持つ 我を忘れ手当り次第にそれを振る 我に返った足下にはデタラメ肉塊 1588.12.14(1588年12月14日) いよいよここから始まる惨劇 前代未聞の虐殺劇 血が欲しい 若い娘の 集めろ集めろ各地の生娘 血を集めるため執行された 殺戮方法多岐に渡る 目玉をえぐる、指を切り落とす、 腸を剥ぎ取る、下顎外す 小さな箱の内側刃を敷き詰め娘を 押し込み吊るす あらゆる拷問器具の中でエリザが 最も愛したそれは余りのむごさと 異様な形状で後世に轟く 「鉄の処女」 奉公先の城から帰らぬ娘の噂は 街から街へ けれども確たる証拠もない上、 名家に楯突くことなどできずに ここに勇気ある娘あらわる名前は フローラ 出自はワラシア 悪魔の所業を白日にと自ら 奉公名乗りを上げる 鉄ノコ、 ロープを衣服の内布縫い付け、 死への恐怖と戦い ロザリオ握りしめ 1610年12月30日 ハンガリー王国総監トゥルゾ 伯爵の調査隊が城の門を叩く チェイテの城から逃れた娘が 王への告発に成功 異様な臭気が城内を包み、 庭を掘っても壁を崩しても 死体 死体 死体 死体 逃げることも 抵抗もせずに自室にエリザは 無邪気に座り 「お待ちしてました伯爵様、 今から紅茶をお持ち致します」 後日の法廷でトゥルゾは語る 「まるで世間を知らない無垢な 少女のようだった」と エリザはずっと夢の中

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