眠れぬ夜を「夜」と 永遠に続くようなその時間だけが 「夜」 あーあ 私だけが あーあ 取り残されていくような 贅沢な時間 朝が来たら全部忘れる 無色透明なんにでもなれる 気がするよ 「夜が今日も来ますように」 ちっぽけな私だってことを 知らしめて くれる くれる 色んなものをくれる くれる くれる いらないものまでくれる 私 夜が好き 眠れる夜も悪くない しかしながら 現実はそれぞれの夜がある あーあ 忘れたくて あーあ 思い出してしまうような 贅沢な時間 朝が来たらぜんぶなくなる 子供の頃見た夕焼け、 カーテン越しに 夜が今日も来ますように うっかり取りこぼしたもの目の前に みえる みえる 見たくないものもみえる みえる みえる 可愛い未来が見える 私 夜が好き あーあ 私だけが あーあ 取り残されていくような 贅沢な瞬間 朝が来たら素知らぬ顔で 私まっくらを抱きしめる夜の王様 「夜が今日も来ますように」 パッと両手を 離してしまわないように 沈む 沈む 本音に疲れた沈む 沈む 沈む 愛しい明日に沈む 私、夜が好き