折れた心を舌でなぞった 崩れる前に歩き出そう 見つからない問いの先 足跡だけが道になると 思い出だけじゃ遠くへ行けないから 痩せた体を抱きしめる夜 微睡を甘く燃やして 真夜中の銃声 小さなララバイ 海が満ちていく 唇の触れるような距離で 名前を呼んで それ以外もう何もいらない 飲み込んできた涙だけで 膨れ上がった体だけがある 瞼を閉じれば 夢だけ見れる気がしたんだ 映画のようにいく訳ないよな 気がつけば終わる命 神は随分前に死んだ 一欠片さえも残さないように 燃やし尽くして 唇の触れるような距離で 名前を呼んで それ以外もう何にもいらない