ある晴れた春の日のことだった 君の弱い声に出会った 白く透き通るような頬 赤い唇は細かった ある晴れた春の日のことだった すぐさま君に恋をした 手に持ったシンラインだけが 出会うための口実だった ある雨の日の夜のことだった 君を横目に街を歩く 傘の中から見る世界は もう2人だけのものだった ある晴れた春の日のことだった 僕は君の声と出会った 手に持ったシンラインはもう 口実ではなくなっていた そっと鳴ったコード 君の声だけが 青を Darling もっと赤に焦がしていく 高鳴った鼓動 僕の心臓が 操られるみたいだ 悪くないな 近づいてもっと 君の横顔が ただ視界から景色と音を奪っていく から 磨り減ったピック、 Fenderのシンラインは もう置物みたいだ 悪くないな ある雨の日の朝のことだった 音を立てぬよう目を覚ます 見慣れない部屋と横の君は いつもより綺麗に映った また雨の日の夜が来るたびに 君を片手に街を歩く コンビニで買った安い傘が 距離を詰めるための口実だった ある晴れた春の日のことだった また君の声に近づいた 透き通るような息づかいが いつか心地良くなっていた またシンラインを手に取る時は 君と歌うよそれならばいっそもうず っと側に居て そっと鳴ったコード 君の声だけが 時計の秒針をもっと速く回していく 高鳴った鼓動 僕の心臓が ギュッと掴まれるみたいだ 悪くないな 振り向いてもっと 君の横顔が ただ視界から景色と音を奪っていく から 順に反ったネック、 Fenderのシンラインは もう置き去りみたいだ 悪くないな 手を取ってずっと揺れていたいね もっと君の方に寄り添えるように 二人になって 近づいて 君の声で 暮れる日に 気付かないで また過ごすのさ そっと鳴ったコード 君の声だけが 青を Darling もっと赤に焦がしていく 高鳴った鼓動 僕の心臓が 操られるみたいだ 悪くないな 近づいてもっと 君の横顔が ただ視界から景色と音を奪っていく から 錆び付いたフレット、 Fenderのシンラインは もう置物みたいだ 悪くないな