真夜中過ぎの街二人逃げ込んだ 袋小路 背伸びした気分少し嬉しくて まだ寒いかな寄り添う言い訳でも 記憶の中で君は笑ってた 窓に差した光思い出した春の便り 今でも君は寒がりなのかな あの頃僕ら描いてた未来は きっと春に咲く小さな花の夢さ 何度季節巡って 何度思い出すだろう 頬撫でる風に君の声を聞いた 春風に告げたさよならの言葉は いつか見た空の彼方へ 消えてしまった だからその温もり届けて欲しい どうかどうか君に 雨で煙った街に下りた夜の帳 笑った君の顔だけは見えた 誰かと生きて誰を忘れるのだろう 君の顔もいつかは霞むのかな 何度重ね合わせて 何度後悔するだろう 髪揺らす風に君の声を聞いた 春風が運ぶ新たな幸せに 僕らまた臆病になって 触れてゆくから いつか忘れてしまったその時に さようならは届く 理想なんてくだらないって 頭だけでわかってたんだ せめて今日この一瞬を抱きしめて 君もきっと巡り合って 春が過ぎて忘れるだろう 僕じゃない 春、少し寂しくなるけど 春、さらば泣かないでおくれ 春風に告げたさよならの言葉は 描いてた未来彼方へ消えてしまった せめてこの温もりだけでもいいんだ どうか届け君に どうかどうか君に