永遠に総てを包む AZUR 何故に 罅割れた枠の先を 識った 疾風に音を奪られた 僕に 秘めた想いは 逆衝動へ散った 無感情の微笑みと 裏腹の 言の葉 統てを 受け止めれば こころは 硝子色 ひた向きな演技者は 空虚に 追い遣られ さながら 抱きしめるも 手折れゆく花の様 果てに総てを刻む AZUR 檻に招いて そこに藍を見つめる 寒い揺り籠の中 いつか 醒めるその日が 訪れると云った ♪ 小さなキャンバスに 静かな叫びを 狭い世界抜けて軋む想い 何度でも わたしひろいせかいみつめ さけぶさけぶ いま せまいからをやぶり わたしわたしゆくわ いま 張り裂ける 寂しさと 吹き抜ける 秋風 総てを 受け入れれば こころは 濡れ羽色 不揃いで ぎこちない 旋律 胸に抱き 晴れ渡る 悠久の 舞台(ステージ)に ひとり 私は 振り向かない 轍を 踏みにじり 虹色の 感動と 瑠璃色の 憧憬を 求め 貴方という 矛盾の 存在は 消え去り 夢現は 空に落ちて 混ざる 十六夜の繰り返し 鈍色の感情 総てを忘れて今 こころは浅葱色 憂鬱を振り払い 自由に羽ばたける 今は それがうれしくて それがとても かなしい