当て所ない夢の愚かしさから 逃れるための言い訳だけを 重ねて死に絶えてゆく その愚かしさもまた痛くて 例え儚く消えゆく言葉に任せて 自ら命を乞うて生きるのを 待てど暮らせども決して届かない 夢か現かも解りはしない いつからだろう 僕たちは 息を亡くしていた 報われたくて泣いていた 報われたくて傷付けた 許されたかった あなたから 叶わなかったけれど いつまでもこの胸に 居座っている 死んでしまった言葉すら そこから見える景色も 救われたかった 少しでも 美しかった 二人だけ 傷付けたかった お前らを ろくでもない命を慈しむ惨めさを 刻み込め───── いつからだろう 僕たちは 息を亡くしていた 報われたくて泣いていた 報われたくて傷付けた 許されたかった あなたから 叶わなかったけれど いつまでもこの胸に 居座っている