「今年こそ海へ行こう」って 閉じかけた窓開けて君が言うと 赤い夕陽に包まれた 僕はそれをただ見てる 後は波に叫び散らかすだけ 囲われた教室から追い出されたって またこうやって 潮風が目に染みる 遠く海鳴りが胸に響く 夕焼けが青く染まる きっとこれが最後の夏 忘れないよ 離さないよ 埋もれてしまう記憶も2人のことも 無くさないよ 枯れないよ 約束をしたあの歌と綺麗に咲いた ヤマボウシを 微かに 確かに 聞こえた誓いの歌と 僕の中の矛盾した願い 「僕の我慢がいつか実を結び 果てない波がちゃんと 止まりますように 君と好きな人が 百年続きますように」 忘れないで 離さないで 埋もれてしまう記憶も僕のことも 無くさないで 枯れないで 約束をしたあの歌と綺麗に咲いた ヤマボウシを