Track byr-906
絡まった感情の糸を 丁寧に解いて並べる机上 色味はグラデーション 風にふわり舞った糸は赤に近い 開け放った窓から覗く 三日月の影は地球照の色 彼方から私は見えているでしょうか 百八つ煩悩を削いで 見つかった様な透明な塔 透かす空にふっと木の葉ひらり 白い魚があくびひとつ 言葉の隙間、息を吸って 貴女の目を見る数秒の中で 象った零に依って光る意味を 解った風に酔って踊る日々よ 削いで 結び目を解く様に ただ削いで 君をまた探しにゆくんだ 削いで 月の影灯す様に ただ削いで 君をまた探しにゆくんだ