埃の破片で真っ赤になった僕の指先 は 夜の視点で北北西を君が触ったから 無意味な正義で真っ赤になった僕の 指先は ベランダに北北西に灯を欠いたから 追いかけるものはないよこの中に 追いかけるものはないよ 問いかけるものはないよ夜の中に 問いかけるものはない 海抜100mでひらりさらったのは 会話なんてしなくていいよ このままで生きていよう 話なんて聞かなくていいよ 会話なんて交わさないままで 僕らは繋がってる このまま僕らは 錠剤を飲み切ってしまおう 土埃の中を生きよう 会話なんてしなくていいよ 埋立地に旗を立てようぜ