二人は同じ色の鎖でつながれていた 二人は別々の場所で繋がれていた またひとり誰かが選ばれてしまった はやく解かなくちゃ… あいつが来てしまう前に 「連れて行かないで彼女だけは」 僕を差し出してほしい かわりにその子に自由をあげて 信じている未来をあげて 届かない空を睨む 何度も試してきた 鎖をほどくために 痛みは厭わない 何度でも何度でも 込み上げる想いが力へと変わってく 錆びついた鎖が美しくほどけてく 星の数ほど悲しい夜を 走りぬけて来たんだぜ 夜空に1つしかない月と心に 1つしかない月に 傷だらけのエスコート 『君を迎えに来た。』