鬼の居ぬ間を絶えず図ってる 枯れた声で歌を歌ってる 重ねた嘘が降りかかって 毒になるまでだ 揺れる針で縫い付けた口が ガタガタになって血が滲む 焼けたナイフで傷を塞いだら シケた顔を隠して笑おうぜ 共感紛いの強迫行為に 今日も命を捧げてる もう形だけで空っぽなんだ 欠けた想像力は真綿のように 次第に呼吸を締め付けて そっと 終わりへと手を牽いて行く ブラックなジョークで笑って 記号化した言葉で踊ってる まるで 見世物の人形みたいだ ブラックなジョークみたいな 現実を見て見ぬフリしたくて 馬鹿の真似をして ミイラ取りが ミイラになっていくみたいに 色のない花を首に下げて クシャクシャのドレスで着飾ってる 貼り付けた笑顔のままで 心臓を差し出したら 空のグラス 映る蝋燭の火がまとまって 消えていく 乾いた風に重なってる 声が鳴り響いてる 不安の種を撒き散らして 絞り出した血で育てていこう 実った果実に口をつけ 丸と罰を決めるのさ 信心紛いの深層心理 過信に心を奪われて もう 砂の城は ドロドロなんだ 絡み合う糸に嵌った蝶の 七色の羽は朽ち果てて きっと 救いなどもうここにはないね ブラックなルールに縛られて 吊し上げて石を投げ合ってる まるで獣を追い出すみたいに ブラックなニュースに集って 自分の正しさを証明したくて 馬鹿なフリをして 呼吸の仕方もわからなくなる前に ブラックなジョークみたいだ 狩られた言葉を奪い合ってる 落とした砂糖に群がる蟻みたいに ブラックなジョークみたいな 自分に纏った嘘を取っ払って 失う物なんてない 手足に枷をつけたままで 獣道を征くまでさ