胸ときめかせ 二人で古いピアノ 踊り明かす 恥ずかしそうに 静かな夜明け前が忍び寄って 見せかけだけの恋など この二人には無いはずだと まばゆいばかりのお前の つくり笑いさえ 気付かぬ程 サビついた 心解き放つ ビルの谷間吹く風が寒い こんなにも高く舞い上がる 木の葉の音さえ つらい 世間知らずで素直な そんな女 想いをよそに 一人芝居の舞台に立っていたのは 俺だけだった 街を行く人はにぎやかで ふるえる事さえ楽しそうで まわりには夢に囲まれた 哀しい灯 写す心 このままじゃ涙が出そうで セピア色の空 ロンリー・ダンサー 苦しくて 堕ちて行きそうで お前の面影だけが…