君と泣いた日、笑った日 どちらを思い出すんだろう 夏の終わり 秋のはじまり いつもの道に香る金木犀 君が好きだったから 初めて覚えた花の名 恋だったらよかったけど 愛だったからダメだった? 恋だったら笑えたけれど 愛だったから泣いてしまうんだ 沈む 夕陽 消える 君の影 金木犀の香りはそれ 以外の何物でもなくて 何とも似てなくて忘れられないよ 金魚みたいだねって落ちた花摘む 指先は 泳いでいってしまった 秋の終わり 冬のはじまり 新しい街に引っ越したんだ 見なくなった金木犀の 代わりに買ったフレグランス 恋だった君との日々を 愛に変えてしまったんだ 恋だったら甘酸っぱい 思い出のまま終われたのかな ほんのわずかな この季節だけは 僕は ずっと ずっと君のもの 君と泣いた日、笑った日 どちらを思い出すんだろう 次の金木犀が花開く頃にまた 金木犀の香りはそれ 以外の何物でもなくて 何とも似ていなくて忘れられないよ 金魚みたいだねって落ちた花摘む 指先は 泳いでいってしまった さよなら 愛してた
