自販機の缶コーヒーが、 ぬるくなる早さで 季節がまた一つ、 音もなく過ぎ去っていく アスファルトに揺らめく 逃げ水のような夢 掴もうとして伸ばした手は また空を切った 誰かが決めた 正解(ルール)の上で はみ出さないように 息を潜めてる 何度目だろう この交差点で信号を待つのは また夏が終わる 繰り返されてゆく 入道雲が崩れたあとの 空の高さに気付くように また夏が終わる 繰り返してゆく 言葉で遊ぶのが 上手くなった僕らを 夕暮れが優しく 染めていく 振り返らないで 君はそう言ったけれど バックミラーに映る昨日に、 未練がないわけじゃない 大人になるってことが 何かを諦めることなら いっそこのまま 子供じみた願いを抱いていたい 繰り返されてゆく 日常という名の螺旋(らせん) だけど昨日の僕と 今日の僕は違う 少しだけ 少しだけ 前に進めているかな また夏が終わる それでも続いてく 振り返らないで 繰り返されてゆく日々を 愛せるように また夏が終わる 新しい風が、今 頬を撫でていった 誰かが決めた ゴールなんてない 僕らの夏は まだ終わらない La la la
