「死にたい」って泣いていた君が 治るのがどこか物悲しいんだ 「飛べない」って言っていた君が 僕の歌を聴かなくなった それでいいんだ、それでいいんだよ 君の翼のケガは治ったんだ それでいいんだ、大空に羽ばたけ 君が自分の足で 立てるようになった時 僕は君の手を 離してあげれるだろうか この手で君を支えてるはずが、 いつか 僕の方が君に生かされていたんだね 「つらい」って泣いていた君が 笑うのがどこか物哀しいんだ 「助けて」って言っていた君が 人を助けた。立派になったね それでいいんだ、それでいいんだよ 僕がいなくても君は生きれるんだ それでいいんだ、大丈夫だ もう二度と僕のもとに戻ってくるな 君はこの歌を聴いてないだろうから 今だけは言ってもいいだろ、 本当のことを 本当は君の手を離したくないよ 君の「死にたい」 の数が僕の歌の数、 僕の生きた日々の数 もっと歌ってたいよ、君のために ...僕のために? 行かないでよ 君が僕の歌を必要としなくなる時 僕は口を 閉じることができるだろうか 君のために紡いだはずの歌が、 いつか 僕のための歌に変わっていたんだね 君が自分の足で 立てるようになった時 僕はちゃんと君なしで 歩けるだろうか この手で君を支えてるはずが、 いつか 僕の方が君に支えられて、 励まされて 生かされていたんだね