AWA

のど飴

Track by小林私

40
1
  • 2025.09.26
  • 4:57
AWAで聴く

歌詞

窓を刺す光、 季節は過ぎるように落ちる 乾ききった空気は透明で部屋の形に 固まっている 目にかかる陰が誰かの美しさと迷う なら あなたはどうか間違えないでいて 洗ったコップで水を飲んで 身を焼く陽の光が疎ましくても手の 中で煌めく水が愛しいように 一息に覚え書くには思索さえ 服を着るようにして 気を病む目の黒さを改めてもその奥 で顰める君が映り込んで 淑やかにものの悪さを論う日々を 見つめてる 掬い取られたこの生活の裏腹に 訳なんてないからそのレンズには 写らない 例えば吹きこぼした泡が コンロを濡らすのを ただ眺めている振る舞いを問う 実の腐る庭木、 季節は過ぎるように落ちる 暗闇から隠れるように静かに 虫だけが鳴いている街、 ガソリンの匂い、 アニメじゃ描かれない重力に 体は今、放り出されている それを頼りに息をして 簡単で明白な言葉で分かったような 顔だけしないで 幾ら考えて貴方に包んだ意味も 機微も響かないなら 夕染められた空の梯子じゃ この重さには耐え切れないと 落とすだろう また俺は一人、 楽園行きのチケットを 失くしたふりして 朝を待つ日々は今更、 背表紙が青く焼けている 砂糖が溶けて砕けたのど飴が 埃を被っているように 洗いたてのタオルが少しだけ 毛羽立って汗を吸うように 体は今、重さをまた増して それを頼りに息をして

このアルバムの収録曲

このページをシェア

小林私の人気曲

小林私のアルバム

小林私
の他の曲も聴いてみよう
AWAで他の曲を聴く
はじめての方限定
1か月無料トライアル実施中!
登録なしですぐに聴ける
アプリでもっと快適に音楽を楽しもう
ダウンロード
フル再生
時間制限なし