いつの日か忘れてしまった 子供のころから持ってた 鮮やかな夢のことを どこかに置いてってしまった 電車に揺られてはずっと。 灰になった街 眺め、ぼーっと。 「嫌んになっちゃな」って、 ぼそっと。 呟いてしまったよ、ホント。 いっそすべて投げ出して どっか遠いところまで 裸足で逃げ出したいって 知らない場所で降りたんだ 夜が落ちた 僕ごと連れ去って 消えた街並みが色づき変わっていく モノクロだったモノが彩になって 染まれない僕にはやけに眩しかった いつの日か 失くしてしまった 純粋な この気持ち 久しぶりに 思い出した …… 思い出せた 点いては消えていく街灯。 供給過多なネオン最高! 「夢みたいだ」って? さぁいこう。 歩き出せば、怖くないよ。 HIPHOP垂れ流して もっと遠く先まで 土足で駆け出したいって 褪せない街へ飛び込んだ 夜が続いた 時間を置いてって 現れた世界が今なお照らしている モノクロだった者は彩になって ひとり楽しくなって大声で笑った いつか来る終わりが もうにいるんだって 切なくて泣きそうになるけど もう一度見つけ出した 夢を胸に抱えて 空を見上げて 夜が落ちた 僕ごと連れ去って 輝いた街が陽に当てられていく 夜の果て たどり着いたんだ 肌に触った熱が愛おしかったんだ また僕は歩いていく