こわがらないで ここにはふたり あなたと私だけ そっとみつめて 見なれた道もあなたは知らない すべてがはじめてのことだらけで 刺すような痛みに、瞳を閉ざしながら あなたはこの歌さえも、嫌いだと言うけれど ゆっくりと溶かして その心もぜんぶ 受け止めていくから そのままのあなたで 霞む瞳でまた、遠く空を見上げて 刺すように降る痛みは 優しい月灯り 綺麗だね あなたとふたり、見渡す景色は わたしにもとっても綺麗に見えたわ やわらかな風にくすぐられて あたたかな微笑みで凍えたこの頬を ゆっくりと溶かして その想いもぜんぶ 受け止めていくから そのままのあなたで 夜風につつまれて、月灯りが手を引く あなたの好きなメロディ わたしに教えて、ねぇ 夜はもう怖くないみたい 繰り返しの日々もかたちを変えていく ここじゃないどこかは、ここから続いて 限りのない夜が空と海つなぐように ゆっくりと溶かしていく ぜんぶ抱きしめて 側にいる