口だけだった 強がりだった 浅はかだった 妬み嫉みを餌にしていた 虚しさだけが肥えていった 卑屈になった 逃げたくなった 沈んでいった 暗い底から上を見ていた君に 僕が見えてるかい? 何もかもに期待しては 何もかもが弾け、消えて 誰も彼も期待しては 誰も彼も消えた 触れて痛む古傷は 君と僕とを繋ぎ合わせて 濡れて滲んだ君の歌を歌うよ 君が笑うまで 遠くに見えた 届かなかった 美しかった 星のような、彼らのように、 彼女らのようになりたかった 朝になったら 夜が明けたら 見上げてみれば 全部いなくなった 一体僕は今まで 何を見ていたんだろう 触れて痛む古傷は 君と僕とを繋ぎ合わせて 濡れて滲んだ君の歌を歌うよ 君が笑うまで さあ、行こう 夢見た場所へ 夜明けの向こう側へ