はじめからわかっていた でも止められなかった 優しい手にその声に まだ触れていたかった 「じゃあまたね。」と言われるたび 「行かないで?」と何度も 何度もその腕掴みかけて 笑って手を振った もしかしたら…なんて 待ち続けてるの 馬鹿みたいね そんなのあり得ないのにね ずるいね またあなたあの子のもとへ 私をおいて帰っていくのだから これでいい、それでいい…と 決めたはずなのに ずるいね 妬いたり縛ったりはするくせに あなたのものにして はくれないんだね 今日で最後、これで最後 そう決めたのにな… 生ぬるいシーツの上だけ 「好き」って言うのね 嘘だとわかって何回目? まだ喜べるなんてね 友達以上とか恋人未満だとか そういうんじゃなくて ただ会いたいだけ ずるいね またあの子のこと悪く言ってさ 「そうだね」と笑う私に ほっとしたの? どうせまた朝になれば帰るくせに ずるいね 特別を簡単に使って 私の髪を撫でればいいと思ったの? 気付いてないふりするのも もう、疲れちゃった あの子みたいに外で手も繋ぎたい 電話だってこっちからかけさせてよ そう思うのは普通だよね? いつも裏返し携帯電話も あなたの本音も 見えずにどうせ終わるのでしょう ずるいね またあなたあの子のもとへ 私をおいて帰っていくのだから これでいい、それでいい…と 決めたはずなのに ずるいね 妬いたり縛ったりはするくせに あなたのものにして はくれないんだね 今日で最後、これで最後 もうさようなら。