土曜日の夕暮れに 迷い子が連れ去られた鬼ごっこ 五月病の数え歌 待ちぼうけを食らった影法師 見つめてた、眼球を。 曖昧な感傷が酷く鈍く黒く散った 見つめてる、眼球が。 放課後 みんな楽しそうです ボクは透明になる 慣れた1人でも心は痛くて探し続け た 2人だけの居残り 怒らず叱ってよ 寂しそうな横顔は君の群青 初めて指繋いで 吐息混ざる距離 真っ赤なチョークで描いた相合傘 曖昧な感傷を見つめてる、眼球が。 泣き叫んだ生徒が死に場所を探す 想い、カバン投げ捨て 東へ向かう 焼け爛れたフィルムの君は笑わない こびりつく染み残した 愛し日々よ 暗い階段のぼる 鼓動が耳を塞いでいた しゃがれた月よ照らせ 僕を憶い出すように