浴衣のすそが 砂をすくって 海の家の前 かき氷が溶ける 君は笑って 麦わらを直す 波の向こうまで 夏がほどける ねえ、まだ帰らないで 花火が上がる前に この胸の音を 聞かれたくないの 8月の夜 君のとなり 8月の夜 まだ終わらない 8月の夜 手をつないで 8月の夜 好きと言えない 焼けた木の椅子に 二人で座って ラムネの泡が 指先ではじける 君のTシャツ 潮の匂いがして まっすぐ見たら 戻れなくなる ねえ、あと少しだけ このままいさせて 人波の先で 名前を呼んでよ 8月の夜 君のとなり 8月の夜 まだ終わらない 8月の夜 手をつないで 8月の夜 好きと言えない 打ち上げ花火 海に散って 言えなかった言葉 胸で光る 砂に残った ふたりの足あと 朝が来るまで 消えないで 8月の夜 君のとなり 8月の夜 ずっと終わらない 8月の夜 波にゆれて 8月の夜 好きって言いたい 8月の夜 手をつないで 8月の夜 君が好きだよ
