遠い遠い昔のお話で 君と僕は体寄せて手をぎゅっと 繋いで コンビニにすら 遊園地みたいで2人だけの秘密の 毎日 だけど幸せの終わりは突然で 気が付けば僕は死んでいた 理由は宇宙の彼方 そこに良きタイミングで死神は 言った “魂だけなら下界に行ける”と 生まれ変われないという 条件もいともたやすく飲み込んで 三日月への梯子からあの街へ 手を離し急降下ドキドキする心臓が 止まってるのに高鳴る胸 君はどこだ ユラリユラユラ ユラリユレルノ ヨナヨナキミヲサガシテイルノ 君との思い出を冷たい手で 抱いたまま ユラリユラユラ ユラリユレルノ モウイチドダケキミニアイタイ 2人過ごした ダンスフロアでゆらりゆらゆら 揺れる幽霊ゆらりゆら 身体は腐り骨は灰になって 海の匂いも 風の温もりもわからないけど 君との思い出だけは忘れられずに 夜の公園でブランコに座り君を 待っていたら 遠くから足音がする やっと君に会えるって思ったら 君は知らないやつと僕が繋いでいた 手を繋いで 僕のことを笑い者にしていた 僕が愛した君は偽物だったんだ “君の方こそ幽霊みたい”って そんな趣味の悪い冗談じゃ 笑えないよ きっとこれは悪い夢だ 早く目覚めてって僕には 目玉がないのに それに朝になれば消えちゃうのに 知らないままでいればよかったって 今更遅いよ 僕が愛してた君はどこなの ユラリユラユラ ユラリユレルノ イマデモキミヲサガシテイルノ 君との思い出を冷たい手で 抱いたまま ユラリユラユラ ユラリユレルノ モウイチドダケキミニアイタイ 2人過ごした ダンスフロアでゆらりゆらゆら 揺れる幽霊ゆらりゆら ゆらりゆらゆら ゆらり揺れるの 僕が愛した君はいないの だから僕はあの日黒い夜へ飛び 越んだ 寝ても覚めても死んだ今でも それでもまだ君が好きなんだ 夜という 名のダンスフロアでゆらりゆらゆら 揺れる幽霊ゆらりゆら