ハロー ハロー 聞こえていますか いつしか途絶えた交信 そのまま未来を選び間違えたと 誰かの笑う声がした 張りぼての才能なんか 道端に転がる塵と変わらないな 太陽が照らすような世界の あまりの眩しさに 背を向けて震えている 星が降る夜は 砕け散った夢の破片が 僕を責めるんだ 痛みが胸を駆け巡る 憧れた星との距離は 埋まらないまま ハロー ハロー 聞こえていますか 草臥れ知らずの秒針 このまま未来と答え合わせをしても 僕には丸一つないな 暗闇に目が慣れてきて気が付いた 僕の脳の底の浅さに 早々に見限って離れた君のことを 今更正しいと思えたよ 心が心を騙そうとする度に 鏡の中から泣き声が聞こえた せめて昨日の僕の味方でいたいから まだこの道を歩き続けている ハロー ハロー 聞こえていなくても 星を編むように 砕け散った夢を結んで 夜空に放とう いつしか見失ったポラリス 道を指し示すものは ここにあるから