覚えている 夏が終わる頃 多分5pm 2人乗り 自動販売機 あの頃の僕らは 淡く色がにじんだ 水面の下で 不安を隠すように いつか終わることを 多分僕は知っていた ただ瞬間の輝きを 離さないように だって一人で歌っていたって 意味がないんだ 僕はあの夏の果てに 取り残されたまま 流れる髪の先の残像を 覚えている 咲いていないはずの 金木犀の香りがした スカート揺らめかせて 君はあの夏を走っていた まだ瞬間の輝きを 忘れらんないや たった一人で踊っていたって 意味がないんだ 僕はあの夏の果てに 取り残されたまま 溢れるほど抱えた感情を 覚えている 咲いていないはずの 金木犀の香りがした 覚えている 夏が終わる頃 多分5pm 2人乗り 自動販売機 あの頃の僕らは 淡く色がにじんだ 水面の下で 不安を隠すように