空は少しずつ暮れていって 家に 街灯に明かりが灯り始める 1日の最後に少しだけと 夕日は仄かに 明かりを残したまま 沈んでいった 悲しいことなど 何もないと言うように 変わらない景色は穏やかで 悲しいことなど 何もないというように 笑う君を見ていたら 僕は泣きそうになったよ 溶けてゆけ 少しずつ近づく夜に 今ならさ 少しくらい泣いたって だれも気付かないよ 顔を出したのは一番星で 月を探して僕の視線が描く放物線 1日の最後に少しだけと 夕日が放った 光が街を今日も 包んでいった 大事なものさえ 忘れたいという様に 目を 閉じたら残るのはただ暗闇で 悲しいことなど 何もないというように 笑う君を見ていたら 僕は泣きそうになったよ 溶けてゆけ 少しずつ今日が終わってゆくだろう 今だけは 少しくらい弱ったって いいよ ほら夜が来る ただうっすらと浮かぶ 月に届けと願った 願って泣いた 溶けてゆけ 少しずつ近づく夜に 今ならさ 少しくらい泣いたって だれも気付かないよ