白みだす たび顔出す 嘘のような その場凌ぎの愉悦に浸って 二人ダンス 旅は終わる 夢想に酔った ことごとく裏目 光なき街で 気が触れるまで 乱れたいだけ 夜が明けるまで 乱れたいだけ 二枚舌 終いには 噛み切れば 既知の外 吐く血は 砂混じり 恨み出す このデカダンス 応能 獰猛な本能剥いで 被害者気取りで 気が触れるまで 乱れたいだけ 左手には手 顔の見えない お前は 誰? 魔が挿した羅針盤が示した (愛のない 言い訳並べ連ねて) 枯れ果てたガーベラが笑ってら (アイロニー 背後に 張り 付いたままで) 林檎で喉を詰まらせた 邪な蛇のように 色彩のある世界を求めた 罪の残り香 まだ飽き足らず夜を明かした 誑かした明日を探した 魔が挿した羅針盤が示した (愛のない 言い訳並べ連ねて) 枯れ果てたガーベラが笑ってら (アイロニー 灰色に なっては くれない) 影は長く 伸びてくのに 身は崩れて 小さくなって 有り余る体温に浮かされた 爛れて 痛い