夏の空に浮かぶ 白い鯨ぐもたちが 西から東へ流れるのを 見て帰りたくなったよ 近そうでまだ遠い 君の待っているふるさとへ 都会で育ったさみしさを バスの中で噛み締めながら ふるさとの風に耳を澄まして 目に映る風景を歌にするよ 飽きるほど優しい腕に抱かれて 今はいいのさ これがふるさとだから 熱を帯びて駆ける 一人頭の奥底で 君をいつまでも考えて 幸せな歌を書いてゆきたいね 性懲りもないほどにそのままの形で 君がくれた言葉を歌にするよ 痛みなら消えた 時間の流れと 今は何にも傷つかない ふるさとの風に耳を澄まして 目に映る風景を歌にするよ 飽きるほど優しい腕に抱かれて 今はいいのさ これがふるさとだから これがふるさとだから