街灯、見下ろす摩天楼 夜の音と匂いがする 閉じた目、眠れないまま 気づけばこんなところにいた クレオメ 行き交う人の群れ 愛の手触り、色を見る あの答え分からないまま 気づけば君の心にいた ふらつくように夜を見ないか 浮つく目を合わせてさ 頷くように歩かないか 躓くのも愛嬌だってさ 俯瞰するにはまだ早い 幸せの答えもわからない だって僕は産まれて間も無い 人生になるような歌もない 月を目指すまま 人工の光を睨んだ 寿命を急かすのは 言葉たちだ 煙に白んだ 人を選ぶのは 僕にはまだ早い 人を貶すのは 僕にはまだ早い どうせ同じような夜だしさ 唾を吐いて自転車を漕いだ この霧がかかった街は 夜中に真実と嘘が交わる いつも同じような夜だった 一言で世界が変わった 少年少女たちは 少しだけ人生を間違う 排気ガス、汚い空気 何もしらない無垢な人 僕も同じ、変われないまま 気づけばこんな所に居た ヨルガオ、閉じ込められた箱 ただ今だけはあなたと居る 冗談、笑えないから 隠すようにおどけている 笑えるような朝を見ないか 奏でる音合わせてさ 流れる景色はもう見飽きた 眺める本当の姿 明日には忘れるほどの事 笑い出すこの心ごと 記憶も薄れるほど踊ろう 口をついたそぞろごと 君が誘うまま 目の奥をただ睨んだ 視界が泳ぐのは 隠してることがあるから 人を笑うのは 僕らにはまだ早い ヒトを歌うのは 僕にはまだ早い どうせ同じような夜だしさ 唾を吐いて自転車を漕いだ この霧がかかった街は 夜中に真実と嘘が交わる いつも同じような夜だった 一言で世界が変わった 少年少女たちは 少しだけ人生を間違う どうせ同じような夜だしさ 吸い殻を爪先で消した 人の心なんてのは詐欺だ 生活と音楽が交わる いつも同じような夜だった 思い出すのも億劫だった 少年少女たちは 少しだけ自分を恥じらう どうせ同じような夜だしさ 唾を吐いて自転車を漕いだ この霧がかかった街は 夜中に真実と嘘が交わる いつも同じような夜だった 一言で世界が変わった 少年少女たちは 少しだけ人生を間違う