今年もほほえんで 海色のワンピース 八月階段 駆けのぼる うれしいね、うれしいね 側にいるだけでは 守ることにならないから 涙が枯れるまで ひとりで泣かせてあげたいから たとえば 恥ずかしくなるほど青いまま 誰かの腕の中で夏を終わらせて 立ちすくむだけなら歩いて 遠回りをしながら君は色づいていく 手を握るだけでは 優しさにはならないけど 時間が止まるまで 隣を歩いて行きたいから たとえば なくならない夏はないかな 凪の渚 君が遠くにいくようで 諦めてる僕はわざという ながいながい旅になるといいね たとえば 恥ずかしくなるほど青いまま 誰かの腕の中で夏を終わらせて 立ちすくむだけなら歩いて 遠回りをしながら君は色づいていく