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さよならを教えて

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  • 2026.06.19
  • 2:28
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歌詞

夕暮れが、ずっと終わらない。 オレンジ色の嘘が、 街の輪郭を溶かして コンクリートの熱だけが、 僕の足元に縋り付いている。 放課後のチャイムは、 歪んだ電子音。 さよならの代わりに、 誰かが世界を塗りつぶした。 「また明日」なんて言葉、 透明な膜に包まれて、 どこにも届かずに消えていく。 見つめないで、 正気という名の怪物で。 この狂おしいほど綺麗な地獄を。 羽を失った天使が、 屋上で笑っているんだ。 「ねえ、君に見える景色は、 本当に僕と同じ色?」 教室の隅、 埃のダンスに意味を求めて、 書き殴ったノートの裏、 塗りつぶした真実。 視線が絡まる。 それは救いか、 あるいは共犯者の合図か。 夕日は残酷に、 僕らの影を長く引き伸ばす。 それはどこまでも黒く、 どこまでも汚れていて、 それでいて、 この世界で唯一確かなもの。 触れないで、 現実という名の冷たい指で。 この愛しいほど壊れた夢を。 錆びた鉄棒の匂いと、 誰かの泣き声が混ざり合う。 「ねえ、僕を愛して。 この嘘が剥がれ落ちる前に」 空の青が、少しずつ剥がれていく。 裏側に隠されていたのは、 きっと、 救いようのないほどの静寂。 僕はそれを、 幸せと呼ぶことに決めたんだ。 さよならを教えて 終わらない夕暮れを 終わらせるための言葉。 君の瞳の中に、 僕の欠片を探している。 たとえそれが、 鏡に映った幻影だとしても。 最後に笑ったのは、誰? 最後に泣いたのは、僕? 夕暮れが、ようやく、 真っ黒な安らぎに、沈んでいく。 おやすみなさい。 もう、何も見えなくていいから。

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