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あめふらし

Track by知久寿焼

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0
  • 2019.03.10
  • 4:03
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歌詞

あめの日は 湿気った空気をよろこんで 公園にきのこがふたっつならんでる 命からがら逃げたつもりが どこにいっても地面です あめをふらしたのは地面です とおいとおい むかしゴムぞうりはいて 土手の草の中をおりていきました たばこ屋の前でかなしくなって あたまが屋根みたいにひろがって あめをふらしたのはそのときです とおいとおいむかし長ずぼんはいて 森の枯れ葉のなかに うもれていました しろい子供は服をぬげないで いつしかきのこになっちゃった あめをふらしたのはそのときです 公園ではいまも粘土でこねた人影が あぶらの肌で雨水はじいてます きのこの裏にはきのこむしが まっくろけにはりついてます あめをふらしていた生きものです あめがやんで 床屋の灯りがともるころ 公園にふたつのきのこがしぼんでる 腐れはてたこころの行方は とっくのむかしの土のなか あめをふらしたのはこころです ん~いやいや あめをふらしたのは地面です

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