遠い岸辺の涙が 大きな海を漂う ざあざあと雨が降りしきっては やがて雲が晴れてゆく 町を旅立つ小船は 見えなくなっただろうか 燦々と降り注ぐ太陽を 飽きるほどに眺めた 波に揺られて幾日 なんにも変わらぬ僕も 焼けた肌に ふと目をやって 過ぎた月日を想うよ 深い眠りの中から 目覚めた今日の朝陽が あまりにも美しいから 君に見せたくなったよ 君の心の中から 生まれた愛のかけらは 広い広いこの海原で どこに辿り着くだろう 遠い岸辺の涙が 大きな海を漂う ざあざあと雨が降りしきっては やがて雲が晴れてゆく 町を旅立つ小船が 見知らぬ街に着く頃 燦々と降り注ぐ太陽が 君を照らしますように